ワークブースに使える補助金・助成金は?2026年8月時点で狙える制度と、対象外になりやすい制度
ワークブース(個室ブース・集中ブース)の導入を検討するとき、「補助金や助成金は使えるのか」は必ず出てくる論点です。結論から書くと、テレワーク関連の助成金の多くはパソコン・ソフト・通信機器が対象で、ブースのような什器は対象外になりやすいのが実情です。そのうえで、什器・個室ブースを対象として明記している制度は存在します。
2026年8月時点で公開されている一次情報をもとに、実際に狙える制度と、期待しにくい制度を整理しました。本記事は制度の紹介であり、個別の適用可否を保証するものではありません。申請前に必ず各制度の募集要項と所管窓口でご確認ください。
いちばん有力:東京都「ABWオフィス促進助成金」
都内の中堅・中小企業がABW(活動に合わせて働く場所を選ぶ働き方)のオフィスへ改装する費用を助成する制度です。助成対象経費の例に「個室ボックス席」「パーテーション(防音型含む)」「サウンドマスキング」が明記されている点が、ワークブース導入と直接かみ合います[1]。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 助成率 | 2/3 |
| 助成限度額 | 2,000万円 |
| 対象経費の例 | 個室ボックス席、パーテーション(防音型含む)、集中用の机・椅子、什器据付工事、間仕切りの設置工事、サウンドマスキング等 |
| 助成金の申請期間 | 2026年6月1日 〜 2027年12月31日 |
| 前提条件 | 「ABW導入支援」を受けた事業者が対象 |
注意点が1つあります。前提となる「ABW導入支援」の申込期間は2026年7月31日で終了しています。これから新規に使う場合は次回の募集を待つ形になります。オフィス移転・改装の計画が来年度にかかる企業は、募集開始の告知を待って導入支援に申し込むのが最短ルートです。
2026年9月1日から受付:厚生労働省「業務改善助成金」
事業場内最低賃金を引き上げ、あわせて生産性向上に資する設備投資を行った中小企業・小規模事業者への助成です。2026年度の交付申請受付は9月1日(令和8年9月1日)開始で、締切は各都道府県の地域別最低賃金の発効日前日または11月30日のいずれか早い日です[2]。事業完了期限は交付決定した年度の1月31日です。
対象は「生産性向上・労働能率の増進に資する設備投資等」で、ワークブースが該当するかは事業場の実情と説明の立て方で変わります。Web会議のたびに会議室が埋まる、電話対応で作業が中断するといった具体的な非効率を解消する投資として説明できるかが分かれ目です。発注前に所轄の都道府県労働局へ必ず事前相談してください。
期待しにくい制度(誤解が多いところ)
| 制度 | ブース購入費との関係 |
|---|---|
| 東京都 テレワークトータルサポート助成金 |
助成対象経費はパソコン購入費・消耗品費・業務ソフトウェア購入費・委託費・賃借料・使用料。什器の記載がありません(2026年度の申請受付は2026年5月29日〜2027年2月5日) |
| 厚生労働省 人材確保等支援助成金(テレワークコース) |
機器購入費を補助する制度ではなく定額の助成。制度導入助成 1企業20万円、目標達成助成 10万円(賃金要件を満たす場合15万円)[3]。対象となる取組も職場風土づくり・就業規則の拡充・コンサルティング・研修で、什器の購入は含まれません |
| 東京都 サテライトオフィス設置等補助金 |
2024年度で新規申請の受付を終了 |
「テレワーク助成金でブースが買える」という説明を見かけますが、少なくとも上記の制度では対象経費の列挙に什器がありません。制度名だけで判断せず、募集要項の「助成対象経費」の項を必ずご自身で確認してください。
申請で失敗しやすい3点
| 1 | 発注前に交付決定を受けるのが原則です。先に発注・支払いをすると対象外になる制度が多くあります |
|---|---|
| 2 | 見積書・仕様書・型番の提出を求められます。「ブース1台」ではなく、寸法・仕様が特定できる書類が必要です |
| 3 | 事業完了期限に納期が間に合うか。ワークブースは受注生産が一般的で、WOOBOもご注文から1か月前後です。期限の逆算が必要です |
WOOBOでご用意できる申請用の書類
天然木ワークブース「WOOBO(ウーボ)」では、補助金・助成金の申請や社内稟議に必要な書類をお出しできます。
| 書類 | 内容 |
|---|---|
| お見積書 | 本体・オプション・送料組立設置費を明記。複数台のお見積りにも対応します |
| 仕様書・寸法図 | 外寸 幅1,050 × 奥行1,330 × 高さ1,830 mm、国産杉材100%、電気工事不要などの仕様をまとめた資料 |
| お支払い | 請求書払い(銀行振込)に対応しています |
導入検討の段階でしたら、仕様・価格・納期のまとめと導入事例もあわせてご覧ください。書類のご依頼・ご相談はお問い合わせフォームから承ります(カタログ資料請求・豊洲ショールームの内覧は無料です)。
よくある質問
Q. ワークブースの購入に使える補助金は結局ありますか。
A. 東京都の「ABWオフィス促進助成金」は助成対象経費の例に個室ボックス席・防音パーテーションを明記しています。ただし前提となるABW導入支援の申込は2026年7月31日で終了しているため、新規の場合は次回募集を待つ形になります。
Q. 発注してから申請してもよいですか。
A. 多くの制度で交付決定前の発注は対象外です。申請の予定がある場合は、ご発注前にご相談ください。
Q. 自治体独自の制度は探せますか。
A. 都道府県・市区町村ごとにオフィス環境整備や木材利用の制度があります。所在地の自治体の産業振興課・商工課へのご確認をおすすめします。
Q. 業務改善助成金でワークブースは対象になりますか。
A. 対象は「生産性向上・労働能率の増進に資する設備投資等」で、什器やブースが明示されているわけではありません。事業場の非効率を具体的に説明できるかが分かれ目になるため、発注前に所轄の都道府県労働局へ必ず事前相談してください。
Q. 補助金が使えない場合、経理上はどう扱いますか。
A. 取得価額と勘定科目・耐用年数の整理はワークブースの勘定科目と耐用年数にまとめています。総額の試算はワークブースの価格相場と総額をご覧ください。
あわせて確認したいページ
導入の検討では、社内稟議の通し方、仕様・価格・納期、搬入・設置の条件、電源と電気工事もあわせてご確認ください。
出典
※本記事は2026年8月24日時点で各制度の公式サイトに公開されている情報をもとに作成しています。制度の内容・受付期間・対象経費は変更されることがあります。適用の可否は所管窓口の判断によりますので、申請前に必ず募集要項と窓口でご確認ください。