ワークブースの選び方|木製と密閉型スチールの違いを6つの軸で比較
ワークブースは「防音性能」と「価格」だけで比べると失敗します。実際に導入して困るのは、天井高が足りず入らなかった、消防設備の追加が必要になった、数年使うとサブスクの総額が購入価格を超えていたといった点です。
ここでは、天然木ワークブース「WOOBO(ウーボ)」を検討される方に向けて、木製ブースと密閉型スチールブースの違いを6つの軸で整理します。WOOBOが向かないケースも正直に書いています。2026年8月時点の公開情報に基づきます。
軸1|設置高さ ─ 天井高が足りるか
見落とされやすい最重要ポイントです。既存オフィスの天井高が2,400mm前後の場合、高さ2,300mm級のブースは搬入経路・設置クリアランスを含めるとかなり厳しくなります。
| WOOBO | 密閉型スチールブースの一例(1名用) | |
|---|---|---|
| 高さ | 1,830mm | 2,310mm |
| 幅×奥行 | 1,050×1,330mm | 1,200×1,100mm |
| 設置面積 | 約0.6畳 | 約0.8畳 |
※密閉型の数値は株式会社ブイキューブ「テレキューブ ソロ」の公開仕様(重量285kg)です。出典
判断のしかた:天井高が2,500mm未満なら、まず高さ1,830mm級を検討してください。逆に十分な天井高があり、完全に囲われた密閉性を最優先するなら2,300mm級が有力です。
軸2|天井の開閉と消防法 ─ 追加費用が出るかどうかの分岐点
ブースを「完全に囲う」と、建物の状況により消火設備や自動火災報知設備の追加が必要になる場合があります。各社の解説では、2023年3月30日の基準改正で床面積の要件が3m²以下から6m²以下に拡大されたこと、天井・壁を不燃材料で仕上げること、非常放送が聞こえることなどが免除の考え方として紹介されています。(参考)
| WOOBO(標準仕様) | 天井開口式。上部が開いた仕様です |
|---|---|
| WOOBO+天井板オプション | 吸音材・防音材・ファン付き天井板(66,000円税込)を付けると囲われた状態に近づきます。建物の都合によりスプリンクラーや煙感知器の別途設置が必要になる場合があります |
| 密閉型スチールブース | 簡易スプリンクラー・換気ファン・照明を標準搭載している製品が多くあります |
必ず確認してください:消防設備の要否は建物ごとに判断が変わります。設置前に必ず所轄の消防署にご相談ください。当社でも設置条件のご相談を承ります。
軸3|購入とサブスク・レンタルの総額
短期利用ならサブスク、長期保有なら購入が有利です。分岐点は概ね1年強です。
| WOOBO(購入) | 密閉型ブースのサブスクの一例(1名用) | |
|---|---|---|
| 初期/月額 | 605,000円(税込・送料組立費別) | 月額47,800円〜(税別・1年契約時) |
| 1年間の支出 | 605,000円+設置費 | 約573,600円(税別) |
| 3年間の支出 | 605,000円+設置費 | 約1,720,800円(税別) |
| 資産 | 自社資産として残ります | 返却します |
※サブスク金額はテレキューブの公開価格です。出典/契約条件により変動します。
判断のしかた:オフィス移転が1年以内に控えている、繁忙期だけ増設したい、まず試したい ── こうした場合はサブスクやレンタルが合理的です。2年以上使う前提なら購入が有利になります。
軸4|素材 ─ 木か、スチール・樹脂か
| 木(WOOBO:国産杉材100%・無垢材) | スチール・樹脂 | |
|---|---|---|
| 質感 | 香り、手触り、経年変化があります | 均質で、経年変化は小さいです |
| 清掃・原状 | 木肌のため、傷や汚れは目立ちやすい面があります | 拭き取りやすく、傷が目立ちにくい傾向です |
| 空間との調和 | 木質化した内装・カフェスペースと馴染みます | 什器が金属系で統一されたオフィスと馴染みます |
| 導入目的との相性 | 採用・定着率・ブランディングを目的とする場合に選ばれています | 純粋な個室機能とコストを優先する場合に選ばれています |
近年は「採用力の向上」「定着率の改善」「企業ブランディング」を目的にオフィスの木質化を検討されるご相談が増えています。ブースを機能ではなく“空間の一部”として見るかどうかが分かれ目です。
軸5|防音性能の正しい読み方
はっきり書きます。「完全防音」のワークブースは存在しません。WOOBOも防音仕様ですが完全防音ではありません。
- カタログのdB表記は測定条件が各社で異なるため、そのまま比較できません
- 実際の体感は、設置場所の暗騒音(周囲のざわめき)に大きく左右されます
- 「隣の会話が聞き取れないか」「自分の声が漏れないか」は、実物で試すのが唯一確実な方法です
東京・豊洲のショールームで、Web会議の声がどの程度漏れるかを実際にお試しいただけます(無料・予約制)。ショールームの詳細とご予約
軸6|納期・設置・移設
| 納期 | WOOBOはすべて受注生産のため、ご注文から1か月前後です。即納が必要な場合は在庫販売品やレンタルをご検討ください |
|---|---|
| 設置 | 現地組立。当日は原則お立ち合いをお願いしています。電気工事は不要で、コンセント1つで使用できます |
| 移設 | 引っ越しの際はご連絡いただければ、引っ越し先へ運搬いたします |
WOOBOが向かないケース(正直にお伝えします)
- 完全防音が要件になっている場合:機密性の高い通話や録音環境が目的なら、専用の防音室をご検討ください
- 即納が必要な場合:受注生産のため1か月前後かかります
- 簡易スプリンクラーを標準搭載した密閉型が要件の場合:建物やテナント規約で指定されているときは、その要件を満たす製品が適しています
- 予算が本体30万円以下の場合:国産杉の無垢材を使った受注生産のため、この価格帯には該当しません
WOOBOが選ばれているケース
- 天井高に制約があり、高さ1,830mmで収めたい
- 2年以上使う前提で、サブスクよりも総額を抑えたい
- 木質化したオフィスや、採用・ブランディングの文脈で空間の質を上げたい
- 学校・大学・自治体で、合理的配慮に対応する落ち着ける個室が必要(2024年4月施行の改正障害者差別解消法により、事業者の合理的配慮の提供が法的義務となりました)
- 電気工事なしで設置したい
次にご覧いただきたいページ
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Web会議ブース選定の7チェック項目|天井高・消防法・総額・納期・稟議
木製ワークブースという選択肢|木製が少ない理由と、それでも選ばれる4つの理由
購入とレンタルはどちらが得か|総額・会計処理・分岐点は1年強
学校・大学・自治体の合理的配慮|2024年4月の義務化と落ち着ける個室空間
導入事例|企業・自治体・学校・福祉施設での導入例
WOOBO本体の商品ページ
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本ページの他社製品に関する記載は、2026年8月時点で各社が公開している情報に基づきます。仕様・価格は変更される場合がありますので、最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。
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