ワークブースの価格相場|1名用の本体価格・設置費・オプションの内訳と総額の考え方
ワークブース(個室ブース)は、価格を公表していないメーカーが多く、相場がつかみにくい製品です。各社が公開している情報の範囲でいうと、1名用の買い切りは60万円台〜80万円台、サブスクは月額換算で4万円台〜が目安になります。ただし本体価格だけを比べると判断を誤ります。この記事では内訳と、総額を見積もるときの考え方を整理します。
1名用の公開価格(2026年8月時点)
| WOOBO(当社) | 605,000円(税込)買い切り※送料・組立設置費は別途 |
|---|---|
| CONBOX スタンドタイプ (東京鋼鐵工業) |
販売店の掲載価格 800,140円(税込)/メーカー希望価格はオープン |
| テレキューブ ソロ (ブイキューブ) |
購入はオープン価格/サブスクは月額換算 47,800円〜(税別・1年契約時) |
| WORK POD(コクヨ) | 価格は公表されていません |
出典:各社公開ページ(ブイキューブ/オフィネット CONBOX/コクヨ WORK POD)。2026年8月24日に再確認。仕様・付属範囲・設置費の扱いが製品ごとに違うため、金額だけで優劣は判断できません。
本体価格以外にかかる費用
見積書で差が出るのはここです。本体価格が安くても、下の4項目で逆転することがあります。
| 送料・組立設置費 | 別途が一般的。搬入経路(エレベーターの寸法・階段・養生)で変動します |
|---|---|
| 電気工事 | 密閉型は換気ファン・照明のために電源工事が必要になる場合があります。 WOOBOはコンセント1口に差すだけで、電気工事は不要です |
| 消防設備 | 密閉型は消火設備・感知器の追加を求められることがあります。 詳細はワークブースと消防法に整理しています |
| オプション | 天井板・電源・照明・机・椅子が別売のことがあります。「1台いくら」の範囲を必ず確認してください |
WOOBOの内訳の例
| 本体 | 605,000円(税込) |
|---|---|
| 吸音材・防音材・ファン付き天井板 | 66,000円(税込) |
| 背面コード隠しボックス | 26,400円(税込) |
| ロゴ・ブース番号の刻印 | 16,500円(税込) |
| オリジナルPCスタンド | 7,700円(税込) |
| 送料・組立設置費 | 別途お見積り(設置場所により変動) |
オプションの一覧はWOOBOオプション一覧、仕様と納期はWOOBOの仕様・価格・納期のすべてにまとめています。
価格を左右する4つの要素
| サイズ・人数 | 1名用と2〜4名用で価格帯が大きく変わります。台数の考え方はワークブースは何台必要かをご覧ください |
|---|---|
| 密閉型か開口式か | 密閉型は換気・消防・電気の付帯費用が乗りやすく、開口式はその分が軽くなります |
| 素材 | スチール・樹脂・木質で価格と質感が変わります。木製の選択肢は限られています |
| 買い切りかサブスクか | サブスクは初期費用が軽い代わりに支払総額が積み上がり、資産として残りません。 総額比較は購入かレンタルかに整理しています |
見積もりを取るときのチェックリスト
| 1 | 「本体のみ」か「設置込み」かを明記してもらう |
|---|---|
| 2 | 電気工事・消防設備の追加費用が発生する可能性を確認する |
| 3 | 搬入経路の下見を依頼する(エレベーターに入らず追加費用が発生することがあります) |
| 4 | 納期を確認する(受注生産が一般的。WOOBOはご注文から1か月前後) |
| 5 | 支払方法を確認する(請求書払い・銀行振込に対応しているか) |
台数別の総額の目安(WOOBOの公開価格で試算)
相場を調べるより、自社で必要な台数での総額を出したほうが稟議は進みます。WOOBOの公開価格(本体605,000円+吸音材・防音材・ファン付き天井板66,000円=1台671,000円、いずれも税込)で試算すると次のようになります。
| 台数 | 本体+天井板の合計(税込/送料・組立設置費は別途) |
|---|---|
| 1台 | 671,000円 |
| 2台 | 1,342,000円 |
| 3台 | 2,013,000円 |
| 5台 | 3,355,000円 |
ここに送料・組立設置費が加わります(設置場所と搬入経路により変動するため、お見積りでご確認ください)。必要台数の決め方はワークブースは何台必要かに目安を整理しています。
サブスクと買い切りは何か月で逆転するか
サブスクは初期費用が軽い代わりに、支払いが毎月積み上がります。公開されている月額の下限(月額換算47,800円・税別=税込52,580円)で計算すると、支払総額は次のように増えます。
| 期間 | サブスクの支払総額(税込/月額52,580円で計算) |
|---|---|
| 6か月 | 315,480円 |
| 12か月 | 630,960円 |
| 24か月 | 1,261,920円 |
| 36か月 | 1,892,880円 |
買い切りの671,000円(WOOBO・本体+天井板)に並ぶのは13か月前後、3年使うと支払総額の差は120万円前後になります。ただし製品も付属範囲も異なるため、同一条件の比較ではありません。実務的には「移転までのつなぎ・短期のイベント」ならサブスク、3年以上使うなら買い切りという切り分けになります。総額の考え方は購入かレンタルかに整理しています。
補助金を使った場合の実質負担の考え方
個室ブースを対象経費に明記している制度があります。東京都の「ABWオフィス促進助成金」は助成率2/3・助成限度額2,000万円で、対象経費の例に個室ボックス席/パーテーション(防音型含む)が挙げられています。仮に3台分(2,013,000円)が全額対象になった場合の考え方は次のとおりです。
| 対象経費 | 2,013,000円(3台分・本体+天井板) |
|---|---|
| 助成率2/3 | 1,342,000円 |
| 自己負担 | 671,000円 |
ただしこの助成金は「ABW導入支援」を受けた事業者が対象で、導入支援の申込は2026年7月31日で終了しています(次回募集待ち)。対象経費・助成額の判断は所管窓口が行うため、上の試算は考え方の例です。制度の詳細と他の制度はワークブースに使える補助金・助成金のまとめに整理しています。適用可否は必ず所管窓口にご確認ください。
中古を検討する場合と、支払方法
ワークブースは中古の流通量が少なく、価格差を狙って中古を選ぶメリットは限定的です。検討する場合は次の3点をご確認ください。
| 保証・部材 | メーカー保証が引き継げるか、パネル・扉・ファンの補修部材が入手できるか |
|---|---|
| 再組立 | 分解・再設置を誰が行うか。分解に対応していない製品は移設できません |
| 法令適合 | 密閉型は消防・電気の確認が必要です(ワークブースと消防法) |
支払方法も総額に影響します。WOOBOは請求書払い・銀行振込に対応しています。リースを使う場合は資産計上や償却の扱いが購入と異なるため、勘定科目と耐用年数のページをご覧のうえ、顧問税理士にもご確認ください。
よくある質問
Q. 1名用ワークブースの相場はいくらですか。
A. 各社が公開している情報の範囲では、買い切りで60万円台〜80万円台、サブスクで月額換算4万円台〜が目安です。価格を公表していないメーカーもあるため、実際の総額は見積もりでの確認が必要です。
Q. 本体価格のほかに何がかかりますか。
A. 送料・組立設置費が別途になるのが一般的です。加えて、密閉型では電気工事や消防設備の追加が必要になることがあります。
Q. 補助金は使えますか。
A. 制度によって対象・対象外が分かれます。ワークブースに使える補助金・助成金のまとめに整理しています。
Q. サブスクと買い切りは何か月で逆転しますか。
A. 公開されている月額の下限(月額換算47,800円・税別=税込52,580円)で計算すると、13か月前後で買い切りの671,000円(本体+天井板)に並びます。3年使う場合は支払総額で120万円前後の差になります。製品・付属範囲が異なるため、同一条件の比較ではありません。
Q. 補助金を使うと実質負担はいくらになりますか。
A. 助成率2/3の制度が使えた場合、3台分2,013,000円に対して自己負担は671,000円という計算になります。ただし対象経費・助成額の判断は所管窓口が行い、東京都ABWオフィス促進助成金は前提となる「ABW導入支援」の申込が2026年7月31日で終了しています。
Q. 5台導入するといくらになりますか。
A. WOOBOの公開価格(本体605,000円+ファン付き天井板66,000円、税込)で5台なら3,355,000円です。これに送料・組立設置費が別途加わります。
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※本記事の他社の価格・仕様は、2026年8月24日時点で各社が公開しているページの記載に基づいています。価格・仕様は変更されることがあるため、最新情報は必ず各社公式でご確認ください。