天井が低いオフィスに置けるワークブース|高さ1,830mmで入る条件と、設置前に測る5か所

ワークブースの導入で最初に候補を絞るのは、防音性能でも価格でもなく高さです。製品によって1,830mm〜2,310mmと差があり、天井高2,400mm台のフロアでは、そもそも入らない製品が出てきます。この記事では、入る条件と、設置前に実測すべき箇所を整理します。

1. オフィスの天井高の目安

建築基準法の最低基準 2.1m以上(建築基準法施行令第21条。居室の天井の高さ)
古いビルの平均 2.4〜2.6m
新しいビル 2.8m以上を確保しているケースも多い
働きやすいとされる高さ 2.6m程度

出典:建築基準法施行令第21条コクヨマーケティング(2026年8月時点)

2. 主要製品の高さ(公開情報・2026年8月時点)

WOOBO(当社) 1,830 mm
CONBOX スタンドタイプ 1,900 mm
テレキューブ ソロ 2,310 mm
WORK POD 公表されていません

天井高2,400mmのフロアに2,310mmのブースを置くと、天井との隙間は90mmです。この隙間で、組立作業・空調の気流・スプリンクラーの散水が成立するかを別に検討する必要があります。製品ごとの比較はワークブース主要製品の比較にまとめています。

3. 高さの差が何を左右するか

数百ミリの差が問題になるのは、ブースの全高だけで設置可否が決まらないからです。天井までの空間には、照明・空調の吹き出し口・スプリンクラーヘッド・煙感知器が先に入っています。ブースの上端がこれらに近づくほど、風が遮られたり、感知器の有効範囲に影響したりと、確認事項が増えていきます。

高さが低い製品には、この確認を減らせるという実務上の利点があります。天井との間に空きがあるほど、設備の移設や消防設備の追加検討を避けやすくなります。逆に2,300mm級の製品を天井高2,400mm台のフロアに入れると、残りは100mm前後しかなく、梁下や下がり天井があれば入りません。

もうひとつは圧迫感です。ブースの上に空間が残っていると、フロア全体としての抜け感が保たれます。全高が高い製品を並べると、パーティションで区切ったのに近い見え方になり、レイアウトの印象が変わります。ここは数値では測りにくいので、ショールームで実物を見て判断されることをおすすめします。

4. 天井高だけでは足りません。実測する5か所

1. 天井高 床(仕上げ面)から天井までを実測します。OAフロアが入っている場合はOAフロアの上から測ります
2. 梁下・下がり天井 設置予定位置の真上に梁や下がり天井があると、そこが実質の天井高になります。ここの見落としが手戻りにつながります
3. 設備の位置 照明・空調の吹き出し口・スプリンクラーヘッド・煙感知器の位置。
真上にあると設置位置の変更や消防設備の検討が必要になります
4. 搬入経路の最低高さ 建物の入口・ドア枠・エレベーターの内寸と扉の高さ・立体駐車場の高さ制限。
ブース本体が入っても搬入経路で止まることがあります
5. 床の水平と耐荷重 OAフロアの段差や配線の立ち上がりがあると、脚部が安定しません

搬入・設置の確認事項はワークブースの搬入・設置|事前に測る5か所に詳しくまとめています。

5. 実測でよくある失敗

図面の数値をそのまま信じて発注し、当日入らないというのが典型的な失敗です。実際に起きやすいのは次の3つです。

① 図面の天井高とOAフロアの二重計上 図面が躯体からの高さで書かれている一方、実際にはOAフロアが50〜100mm入っていることがあります。必ず現在の床の仕上げ面から測ってください。
② 設置予定位置だけを測る 設置位置は入っても、そこへ運び込む経路の最低高さで止まります。ドア枠・エレベーターの扉高さ・立体駐車場の制限は別に測る必要があります。
③ 搬入時の姿勢を考えていない 組み立て済みで運ぶ場合、台車に載せた分だけ実高さが増えます。分割搬入できるかどうかで必要な余裕が変わるので、発注前に確認してください。

WOOBOは分割搬入と現地組立に対応しており、組立設置は当社が行います。搬入経路の確認事項は搬入・設置に、必要台数の決め方は何台必要かにまとめています。

6. 天井が低いときの現実的な選択肢

天井開口式を選ぶ 上部が開いているタイプは全高を抑えられ、空調・スプリンクラーとの干渉も検討しやすくなります。
消防法との関係はワークブースと消防法をご覧ください
設置位置を変える 梁下・設備の真下を避けるだけで入る場合があります。図面と実測の両方で確認します
セミクローズ型にする 完全な個室でなくとも、視線と音の一部を遮るだけで用途を満たすことがあります。
用途の整理はワークブースは何台必要かが参考になります

7. WOOBOの高さ仕様

外寸 幅1,050 × 奥行1,330 × 高さ1,830 mm
天井 開口式(オプションで吸音材・防音材・ファン付き天井板に変更可)
電気工事 不要(コンセント1口に差すだけ)
価格 605,000円(税込)※送料・組立設置費は別途

高さ1,830mmは、建築基準法の最低基準2.1mのフロアでも、天井まで270mmの余裕がある寸法です。仕様の詳細はWOOBOの仕様・価格・納期のすべて、価格の内訳はワークブースの価格相場をご覧ください。

よくある質問

Q. 天井高2,400mmのオフィスにワークブースは置けますか。
A. 製品によります。全高1,830mm〜1,900mmのタイプなら余裕がありますが、2,310mmのタイプでは隙間が90mmとなり、組立・空調・消防設備の検討が別途必要になります。

Q. 天井との隙間はどれくらい必要ですか。
A. 一律の基準はありません。組立作業の余裕、空調の気流、スプリンクラーの散水障害の有無で判断します。設置場所の図面と実測をもとにご相談ください。

Q. 梁がある場所は避けたほうがよいですか。
A. 梁下が実質の天井高になるため、梁のない位置を優先します。位置を変えるだけで設置できるケースがあります。

Q. OAフロアがある場合はどこから測りますか。
A. 現在の床の仕上げ面(OAフロアの上)から測ります。図面が躯体からの高さで書かれていると50〜100mmの差が出るため、必ず現地で実測してください。

Q. 天井が低くて入らない場合、どうすればよいですか。
A. まず設置位置を変えて梁下や設備の真下を避けます。それでも入らない場合は、全高の低い天井開口式や、完全な個室ではないセミクローズ型に切り替える選択肢があります。用途によっては別の遮音手段のほうが目的に合うこともあります。

設置可否のご相談・現地の確認・お見積りは無料です。お問い合わせフォーム、法人・自治体・学校法人のご検討は法人向け窓口からどうぞ。

※他社製品の数値は2026年8月時点で各社が公開しているページの記載に基づいています。仕様は変更されることがあるため、最新情報は各社公式でご確認ください。設置可否の最終判断は、実際の建物条件と消防・建築の所管窓口の判断によります。