ワークブース導入後の運用ルール|予約制・時間制限・掲示文例と、使われないブースにしないために

ワークブースの導入は、置いた時点では終わりません。運用ルールを決めずに置くと、「特定の人が占有する」「私物が置かれる」「結局使われない」のどれかが起きます。逆に、最初にルールを1枚決めておくだけで定着します。

ここでは、実際に導入されたお客様からうかがった運用のパターンと、そのまま掲示に使える文例を置いています。ご検討中の段階でも、稟議書に「運用方針」として添えると通りやすくなります。

導入後に起きやすい4つのこと

起きること 原因 対処
特定の人が実質的に占有する ルールがなく、先に使った人が定着する 1回あたりの利用時間の上限を決める(下記の目安を参照)
私物が置かれて個人ブース化する 「退出時は持ち帰る」が明文化されていない 掲示に1行入れる。これだけでほぼ防げます
使われない 存在が知られていない/使ってよいのか分からない 導入時に周知(社内チャット+掲示)。「予約不要」なら明記する
時間が重なって取り合いになる Web会議の実施時間が朝礼後や定例の直後に集中する 予約制にする。または集中する時間帯だけ予約制にする

予約制にするか、自由利用にするか

予約制 自由利用(空いていれば使う)
向くケース 1台あたりの利用希望が多い/定例会議の時間が重なる/面談など「必ず確保したい」用途がある 台数に余裕がある/突発のWeb会議が多い/まず1台から始める場合
運用の手間 予約の仕組みが必要(Outlook・Googleカレンダーの会議室リソースとして登録するのが最も手間が少ない方法です) 不要
起きやすい問題 予約したのに使わない「空予約」 取り合い/占有
おすすめ 2台目以降、または面談用途がある場合 1台目はまず自由利用で始めるのが現実的です。使われ方を見てから予約制に切り替えられます

1台目を自由利用で始めて、実際の使用状況を見てから増設・予約制を検討されるお客様が多くいらっしゃいます。WOOBOは1台からご購入いただけます。

1回あたりの利用時間の目安

主な用途 上限の目安 考え方
Web会議・オンライン商談 60分 一般的な会議の単位に合わせます。長い会議は会議室へ
1on1・評価面談 30〜60分 予約制にして確実に確保します
集中作業 60〜120分 混雑する時間帯だけ上限を短くする運用も有効です
短い通話・確認 上限なし(15分以内想定) 「空いていれば入ってよい」で回ります

上限は厳密に運用しないほうがうまくいきます。「原則」と書いておき、混雑時に譲り合う文化にするのが現実的です。

天然木ワークブースWOOBOの内部。1名用の執務・Web会議スペース(国産杉材100%・約0.6畳)

そのまま使える掲示文例

A4で印刷してブースの外側に貼る想定の文例です。自社の運用に合わせて書き換えてお使いください。

ワークブース ご利用のお願い

1. 予約は不要です。空いていればどなたでもお使いください。
2. 1回のご利用は原則60分までとさせてください。長時間の会議は会議室をご利用ください。
3. 退出時は私物・書類・飲み物をすべてお持ち帰りください。
4. 飲食はお控えください(フタつきの飲み物は可)。
5. 使用後は机の上を軽く拭き、扉を開けた状態にしてください(次の方が空きを判断できます)。
6. 木製のため、水濡れ・強い衝撃にご注意ください。
7. 不具合を見つけたら総務までご連絡ください。

ポイントは3番と5番です。「私物を持ち帰る」と「使用後は扉を開ける」の2行があるだけで、占有と「空いているか分からない問題」の大半が解決します。

何台必要かの考え方

「従業員○人あたり1台」という一般的な比率は、業種と働き方で大きく変わるため当社からは申し上げません。代わりに、実測で決める方法をおすすめしています。

  1. 1〜2名で行うWeb会議・オンライン面談の件数を1週間数える。カレンダーの予定から数えられます
  2. そのうち何件が同じ時間帯に重なっているかを見る。ここが必要台数の基準になります
  3. 会議室が確保できずに執務席で実施した件数を数える。これが「今、困っている量」です
  4. まず1台導入し、1か月の使用状況を見て増設を判断する

この数字は稟議書の「目的」欄にそのまま使えます。書き方は社内稟議の通し方にまとめています。

導入後の効果測定

指標 測り方
会議室の占有の解消 1〜2名での会議室予約件数が減ったか(カレンダーから集計できます)
執務席でのWeb会議の減少 導入前後で簡単なアンケートを取る(「周囲の通話が気になる」の回答率)
1on1・面談の実施率 場所の確保が理由で延期・中止になった件数
ブースの稼働 予約制ならカレンダーの予約時間。自由利用なら1週間だけ紙で記録すれば十分です

導入から1〜2か月後にこの4点を見れば、増設の判断ができます。

設置場所は運用に直結します

場所 結果
執務室の中心 ❌ ブースの外に漏れる音が周囲に影響し、「使いにくい」と言われて稼働が落ちます
壁際・柱の脇 ⭕ 周囲への影響が小さく、収まりも良くなります
通路の突き当たり・デッドスペース ⭕ 面積の有効活用になります。ただし避難経路・消火設備をふさがないこと
会議室の近く ⭕ 「会議室が埋まっていたらブース」という運用が自然に生まれます
受付・来客動線の近く △ 見せる意図があれば有効。通話の秘匿性は下がります

設置場所の確認項目(天井高・床・コンセント位置・搬入経路・消防設備との干渉)は導入前チェックリストワークブースと消防法にまとめています。

よくあるご質問

Q. 予約制にするなら、どんな仕組みがおすすめですか。

A. 新しいツールを入れるより、Outlook や Google カレンダーに「会議室(リソース)」として登録するのが最も手間がかかりません。既に会議室予約で使われている仕組みに乗せられます。

Q. 1台目は予約制にすべきですか。

A. まずは予約不要の自由利用をおすすめしています。1か月ほど使われ方を見てから、必要なら予約制に切り替えるほうが実態に合ったルールになります。

Q. 私物が置かれて個人専用になってしまうのを防げますか。

A. 掲示に「退出時は私物をすべてお持ち帰りください」の1行を入れてください。これが最も効きます。上記の掲示文例をそのままお使いいただけます。

Q. お手入れはどうすればよいですか。

A. 木製のため、水濡れと強い衝撃はお避けください。具体的なお手入れ方法は仕様により異なりますので、納品時にご案内します。不明な点は都度お問い合わせください。

Q. 使われなかった場合、移設できますか。

A. できます。WOOBOは建物に固定しない据置型で、電気工事も伴いません。設置場所の変更・フロア間の移設・移転先への持ち出しが可能です。設置場所が合わないことが分かった場合は、まず置き場所を変えてみてください。

Q. 何台からまとめて買うと効率がよいですか。

A. 台数によって送料・組立設置費の効率が変わります。複数台のお見積りもお出しできますので、想定台数をお知らせください。1台からでもご購入いただけます。

ご相談

設置場所の図面をお送りいただければ、置き場所のご提案と搬入経路の判定を行います。運用ルールのご相談も承ります。

▶ 資料請求・設置場所のご相談(無料)

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