オフィスの木質化は採用や定着に効くのか|研究データと導入企業の声から

「木のオフィスにすると採用や定着に効くのか」というご質問をいただくことが増えました。結論から書くと、効果を断定できるデータはまだ限られています。ただし参考になる研究と、実際に導入された企業が挙げた理由はあります。ここでは過度に期待させない形で整理します。

なぜ今、この相談が増えているのか

以前は「木の家具が欲しい」というご相談が中心でした。近年は採用力の向上、定着率の改善、企業ブランディングを目的にオフィスの木質化を検討されるケースが増えています。オフィスが「働く場所」から「会社の姿勢を示す場所」へ位置づけを変えつつある、ということだと受け止めています。

参考になる研究:木造オフィスへの移転前後の調査

住友林業が筑波研究所の新研究棟(木造3階建て)への移転前後で行った調査があります。日本建築学会技術報告集 第27巻 第65号(2021年2月)で報告されています。

指標 移転前 移転後 変化
知的生産性(SAP・増減率平均) 約0 5.95 +5.95
ワークエンゲージメント(UWES-9 総合) 3.15 3.44 +0.29
同・第1四分位値 2.28 2.78 +0.50

調査時期は2019年11月。移転前35名、移転後37名(うち25名が両時点で回答)。移転前は築29年の鉄骨2階建て、移転後は木造3階建てです。出典:住友林業 筑波研究所「木のオフィスで知的生産性アップ!」

この数字をそのまま当てはめないでください

正直にお伝えします。この研究をWOOBOの効果として使うことはできません。

  • 対象が違います:これは木造建築への移転の調査です。ワークブースを1台置いた効果を示すものではありません
  • サンプルが小さいです:両時点で回答したのは25名です
  • 他の要因を切り分けられません:新築のオフィスへの移転そのものによる効果(きれいになった、席が広くなった等)と、木であることの効果を分離するのは困難です

したがって当社は「WOOBOを導入すると生産性が○%上がります」といった説明はいたしません。参考として、こういう研究があるという位置づけです。

実際に導入された企業が挙げた理由

数値よりも参考になるのは、導入を決めた実際の理由です。

富士電機株式会社 決め手はカーボンニュートラルへの貢献3Dパースによる提案。用途が限られていたフリースペースを、木質化・緑化してリフレッシュエリアに変更
株式会社Innovation Tree テーマは「従業員が自然体でいられるオフィスづくり
アスノシステム株式会社 既存のデスクを活かして木質化し、コストを抑えたリニューアルを実現。もともと個室型ブースを検討していた時期に出会われた

オフィス木質化の導入事例7社を見る

共通しているのは、「生産性が何%上がるか」を根拠に決めた企業はほとんどないということです。実際の意思決定は「サステナビリティの取り組みとして説明できるか」「社内の合意が取れるか」「予算内で収まるか」で動いています。

現実的な始め方

  1. 1台から試す:フロア全体の改装を決める前に、ワークブース1台やテーブル1台から導入できます。WOOBO本体は605,000円(税込)です
  2. 実物を体感する:木の効果は数値より体感が先です。東京・豊洲のショールームで、香りや手触り、こもり感をご確認いただけます(無料・予約制)
  3. 既存什器を活かす:全面改装せず、天板の交換やフローリングを置くだけでも木質化できます
  4. サステナビリティの文脈で説明する:国産木材の利活用は、環境レポートに記載できる取り組みになります。年間の木材流通量に応じた植樹活動への寄付も行っています

次にご覧いただきたいページ

▶ オフィス木質化の導入事例7社|富士電機・大日本印刷・BIPROGY ほか
▶ WOOBO(ワークブース)の導入事例|企業・自治体・学校・福祉施設
▶ 東京・豊洲のショールームで実物を見る|無料・予約制
▶ WOOBOの仕様・価格・納期のすべて|稟議資料にお使いいただけます
▶ カタログ資料・お見積りを依頼する(無料)|当日〜翌営業日にご連絡いたします

本ページで引用した研究は、木造建築への移転に関する調査であり、特定の製品の効果を示すものではありません。数値は出典元の報告に記載されたものをそのまま記載しています。

稟議・経理のご担当者へ:ワークブース導入の社内稟議の通し方勘定科目と耐用年数・減価償却